先日の「東京に遅くまで残れる道府県民は誰だ?」が好評でしたので、今回はその逆を検証したいと思います。ただ、東京に近い県が圧倒的に早く着くのは明確なので(「早く着くのは誰だ?」は面白くないので)、東京に”遅く着く”という逆の方針で検証しました。結論から言うと、「前回の結果の逆」というような単純な結論になっているわけではなかったのでお楽しみに。ルールは以下の通りです。
1.公共交通機関のみを利用する
2.出発地は各道府県庁所在地
3.終点は東京駅とする
4.夜行バスや夜行列車は利用しない
5.新型コロナウイルスの影響による減便・運休は可能な限り考慮しない
46~41位
46位 神奈川県
横浜(4:21)-東京(5:01)
朝一に着くのは神奈川県です。さすがに4時台に着くのは敵いませんでしたが、それでも5時1分には到着できます。この列車は桜木町4時18分発の「日本一早い始発」としても知られる列車だったと思います。
45位 埼玉県
浦和(4:37)-東京(5:17)
次は埼玉県です。納得できる結果だと思います。ちなみにこの区間も、46位の横浜-東京間も京浜東北線を利用します。京浜東北線の始発が早いことが分かりますね。
44位 千葉県
千葉(4:45)ー東京(5:23)
44位は千葉県です。終電とは違い、朝は総部線快速電車を利用するため、乗り換えが無く便利です。
43位 栃木県
宇都宮(4:37)-東京(6:25)
まだまだ関東地方の県がランクインしますが、ここからは到着が6時台になります。東京に最も遅く残るためには新幹線が便利でしたが、朝早く着くためには、在来線で行きましょう。グリーン車もあるので、それほど苦ではないと思います。
42位 茨城県
水戸(4:33)-東京(6:34)
こちらも東京に最も遅く残るためには高速バスを利用しますが、朝は常磐線を利用します。所要時間は2時間くらいです。
41位 静岡県
静岡(5:02)-沼津(5:57/6:05)-三島(6:09/6:17)-東京(7:06)
41位も関東地方か、と思いきや静岡県です。そして41位からは到着が7時台になります。三島までは東海道線の各駅停車を乗り継いで三島から始発のこだま号を利用します。朝の時間帯、三島始発のこだま号は多いので 新幹線通勤する方も静岡県の東側なら便利そうです。
40~36位
40位 群馬県
前橋(5:49)-高崎(6:03/6:17)-東京(7:16)
ここで関東地方最後の県、群馬県です。高崎で当駅始発のたにがわ号に乗り換えればすぐ着きます。前橋は乗り換えが必要ですが、高崎は必要ないので、交通の便を考えると住みやすさは高崎かもしれません。
38位 長野県
長野(6:02)-東京(7:40)
長野始発の新幹線で1本です。
38位 山梨県
甲府(5:00)-新宿(7:10/7:26)-東京(7:40)
たまたま長野県と同順位になりましたが、山梨県は移動手段が少し違います。まず、甲府から高速バスで新宿に行き、そこから中央線に乗り換えて東京に着きます。甲府ー新宿間は特急と高速バスが競合しており、日中はどっちが良いか分かりませんが、交付をいち早く出発するのは高速バスなので、朝は高速バスのほうが便利でしょう。
37位 福岡県
博多(3:30)-北九州空港(4:50/5:30)-羽田空港(7:00/7:16)-東京(7:52)
ここにきてなんと福岡県!ルール違反すれすれかもしれませんが、一応日付を超えてから移動しているのでセーフです。前回と同様に北九州空港を利用します。北九州空港を5:30に出発する飛行機に乗るとなんと羽田に7時に着きます。国内線ではその日のフライトの中で一番早く到着する便だと思います。そして15分の乗り換えで、東京に8時前には到着します。
※羽田空港での乗り換え時間は15分以上を目安としました。15分で必ず乗り換えられるわけではないのでご注意ください。
36位 宮城県
仙台(6:36)-東京(8:07)
東北勢がランクインです。ここから到着時刻が8時を過ぎます。やっぱり宮城県が最初に登場します。はやぶさ号の偉大さが分かります。所要時間は1時間30分を切ります。
35~31位
33位 愛知県
名古屋(6:20)-東京(8:12)
もちろん東海道新幹線を利用しますが、乗車するのはひかり号です。このひかり号は珍しくのぞみに抜かれずに東京まで先着します。しかし、このひかり号の出発の21分後に出発するのぞみ号に乗っても東京に着くのは3分差です。朝の20分って結構大切なので、3分東京に着くのが遅くなるとしても後続ののぞみに乗ることをお勧めします。
33位 岐阜県
岐阜(5:44)-名古屋(6:09/6:20)-東京(8:12)
名古屋始発の新幹線に合わせるように東海道線も運転されているため、出発する時間は愛知県より早くなりますが、到着時間は変わりません。
33位 新潟県
新潟(6:02)-東京(8:12)
たまたま東海道新幹線の到着時刻と上越新幹線の到着時刻が一緒になったので愛知、岐阜と同順位です。所要時間は2時間越えと意外とかかりますが、最高速度が240㎞であることに加わえ、この列車の停車駅が多いことも原因の一つです。
32位 福島県
福島(6:33)ー東京(8:16)
やまびこ号を利用します。仙台より出発時刻が早いですが、到着は遅いです。
次回へ続く・・・