東京外環自動車道について【そもそも外環道って何?どこを通るの?用地買収は?】

 先日、「調布市の住宅街の道路が陥没した」というニュースが話題になりましたよね。その地下では東京外環自動車道(以下、外観道)の工事が行われていたということもあり、直接的な原因はまだ分かりませんが、工事は一時中断しています。関東にお住まいの方なら外環道と聞いたら分かる方も多いと思います。それは既に一部区間が開通しているからです。では一体、今行われている外環道の工事は何なのでしょうか?今回はそれについて解説します!

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大泉JCT(左方向が和光IC、右方向が東名JCT方面)

 

1.東京外環プロジェクト

 外環道は文字通り、東京を環状に結ぶ道路です。正確に言うと、都心から約15㎞を半径とし、大田区ー埼玉県ー市川を通る、市東京外かく環状道路の自動車専用道路のことです。そしてその自動車専用道路の外環道の一連の工事を「東京外環プロジェクト」と呼んでいます。道路建設の目的は渋滞緩和です。特に外環道を利用することで都心の交通量を抑えることができ、首都高の渋滞緩和につながります。

 そして部分開通として1992年、最初に完成したのが「和光ICー三郷JCT」です。割と最近に完成しました。1994年に大泉JCT-和光IC間が開通しますが、それ以外の区間は難航します。何しろ最初の開通が1992年であることから分かるように、既に建物が建っており、用地買収が難しくなっていたのです。大深度(地下40m)は地上の用地買収はしなくても良いことになっていますが、一般道路を並走して作るためには地上の土地も必要になります。2005年に三郷JCT-三郷南ICが開通しますが僅か4.1kmの延伸です。その後、2018年にようやく、三郷南IC-高谷JCTが開通し、これにより外環道は関越、首都高、東北、常磐、京葉道、東関東道と接続されました。これにより、

 さて残る区間は大泉JCT大田区です。

 

2.未開通部分はどこを通るのか

 外環プロジェクト(自動車専用道路)として現在工事しているのは大泉JCT-東名JCTです。途中に中央道との接続JCT目白通り、青梅街道、東八道路の接続部にICを設ける予定です。それでは順番に見ていきましょう。

①大泉JCT目白通りIC

 この二つはほぼ同じと思っていただいて構いません。地図の通り、用地買収はほぼ終わっており、工事も進んでいます。ここから先、石神井公園駅の西側、三宝寺池の西側、上石神井駅付近を通ります。

②青梅街道IC

  おそらくこの辺りにICができる予定です。地図の中央あたりにコンクで舗装されてはいるものの空き地になっている場所があります。そこは「東京外かく環状道路予定地」となっています。ここから西荻窪の西、三鷹台駅付近を通り抜けます。

東八道路IC、中央道JCT

  おそらくこの2つの並ぶような形でセットになると思います。中央道JCTのほうは用地買収は終わり、あとは工事するのみの状態です。このあと、仙川駅の西、成城学園前駅の西を通ります。

④東名JCT

  東名の東京ICから西に少し行ったところで接続します。こちらも工事が進んでいます。そしてこの先、工事などは一切行われていませんが、第三京浜羽田空港へとつながる計画はあります。

 

3.いつ開通するのか

 最後にいつ開通するのかという話ですが未定です。外環プロジェクトのHPに地下トンネル工事がどこまで進んでいるのかが確認できますが、南は東名JCTから仙川付近まで掘削が進められています。北はほとんど進んでいません。また先ほどの地図から分かるように青梅街道IC付近はほとんど用地買収が行われていません。このことから考えても開通はまだまだ先になるのではないでしょうか、、、

 開通すると、東名、中央、関越、首都高、東北、常磐、京葉道、東関東道が接続されます。現在は圏央道が外環道のさらに外側を取り囲むように接続されていますが、外環道ができるとそのように大回りをしなくても例えば東名→茨城、千葉方面に移動できます。また、もう一つ重要な点は外環道が開通すると、これまで関越(練馬IC)から環八を通って東名(東京IC)まで60分かかった時間が12分になることです。環八は頻繫に渋滞になるのでそれが緩和されるという点も外観プロジェクトにはあるのではないかと思います。